赤根和樹監督『エスカフローネ』
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: Blu-ray
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TV版に登場したキャラクターを、設定を変えて使って、話もオリジナルにしたものらしいが、おそらくそのせいで、90分の映画にしては登場人物が多すぎ。結果、一人一人の掘り下げが全然足りないし、というか、登場するためだけに登場しているキャラが大半。
基本的に異世界もので、行って冒険して帰ってくることで、主人公が成長する、という筋なのだが、そもそも行く前の主人公の心理状態がわけわからんうえに、異世界での冒険で何を得たのかも不明で、そのため帰ってどういう人間になったのかもよくわからん。セリフで、「自分のことしか考えてなくて、人の痛みを想像してなかった」的なことを言っていたような気がするが、正直とってつけた感は否めず。
というわけで、いわゆる誰得的な映画化だったのだろうと思う。