Wolfgang Petersen監督『Troy』(邦題:トロイ)

トロイ ディレクターズ・カット [Blu-ray]

トロイ ディレクターズ・カット [Blu-ray]

あんまりいい評判聞かないけど、観てみたら面白いじゃんこれ、と思ったらディレクターズカットでは30分も長くなっていて、その多くが、私が気に入った残虐シーンらしい。
とにかくきちんと、血が噴き出すし、首が飛ぶし、市民は首にロープ巻かれて窓から吊るされるし、石の塊みたいなので頭潰されるし、女は犯されるし、乳飲み子は火の中に投げ捨てられる。これが、トロイの木馬のもたらした栄光ある勝利なんだということがよくわかる。またそれを非難がましく描いていないところも好感触。こういうもんなの、っていう感じで。
アキレウスヘクトルの対決とか、パリス女々しすぎワロタとか、ヘレネーの心中察するとあれだなとか、オデュッセウス影薄くない?とか、そういういろいろは、それなりというか普通だけど、そういうのはあれでしょ、残虐な戦闘シーンにお金かけるためのバーターでしょ。だからいいの。