ダニー・ボイル監督『サンシャイン2057』
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: Blu-ray
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まずこのご時世に、50年後(!)、太陽が死にかけて地球が寒冷化して人類滅亡寸前という設定がいかがなものか、とか。
マンハッタン島と同じくらいの核弾頭といっても、太陽からしたらちっちゃすぎだろう、とか。
そもそも、寒冷化で地球が大変なことになっているという描写がないために、主人公たちの決死の覚悟に説得力がないし、ラストシーンで出てくるのは、シドニーのオペラハウスを遠くに望む一面の雪景色で、なんと! あの! 南半球の! オーストラリアに?! 雪が? なんと雪が! 積もってまっせー! 大変でっせー! ということなのだろうけど、え、それだけ? そこに出てくる主人公の姉とその子供たち、雪だるまとか作ってすごい元気そうだし、服装もきちんとしていて、大変なことになってる感が全然ない。
事情があって仲間の一人を殺そうというときに、殺し役が手にするのはなんとメス。いや、あの、薬物とかないのかよこの船には。メスて。
終盤は変なクリーチャー出てきてわけわからんことになっとるし。引っ張ったらちぎれるって、どんな筋肉やねん。
あとなんといっても重力ね・・・
それから、クルーたちがとても仕事をしているように見えないこと。途中でするミスとかも、ほとんどありえない(つまり機構上不可能な)レベル。「I forgot!」とか言ってんじゃねえ!