アンドルー・スタントン監督『WALL-E』

ウォーリー [Blu-ray]

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これはほんとにええもん観せてもらいました。
終盤、ウォーリーが故障してただの機械になってしまうところ、機械が「死ぬ」ということをすごくうまく描いていて、観ていてイヴの絶望感を共有してしまう。
あと、人間は生活が自動化されていて骨も筋肉も弱り全員デブなわけだが、もっと印象的なのは、ご都合主義かと思うくらい悪い人がいないこと。みんないい人。人間性の喪失とは、悪事をなす可能性の喪失なんだなと思わされるこれもすばらしい設定。
エンドクレジットも見応えあり。