ポール・トマス・アンダーソン監督『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [Blu-ray]

石油掘りの作業を細かく見せてくれるし、石油が噴出するシーンの迫力はすごい。福音派教会での狂信的な説教のシーンもよかった。
ただ、中盤からちょっと退屈に。2回観た（最初は英語字幕、次が日本語字幕）のだけど、2回とも途中で寝そうになった。いったい何の話なの？　頑固親父の盛衰ってだけ？　とか思ってしまうわけで。
そういうときはひたすらThere will be blood! There will be blood! と唱えよう。もうちょっと我慢したら最後にものすごい流血（にいたるまでの）シーンがあるから！　我慢した甲斐は、非常にあった。「屋敷の地下のボウリング場」というのはなかなか映画史に残る舞台設定になったんじゃないかと。