リー・デイヴィド・ズロートフ監督『この森で、天使はバスを降りた』

この森で、天使はバスを降りた [DVD]

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原題はThe Spitfire Grill。
絵に描いたような「いい話」――であるがゆえに無理な筋立て。悪い奴は必然性が不明なまま金を盗もうとし、主人公は死んで悪い奴を改心させないといけないので必然性が不明なまま激流に突入する。なんというか、ハウス名作劇場で1年かけてやればそれなりに感動のストーリーになったかも。
Roger Ebertの評にワロタ。

Yes, but what was she in prison for? I wondered. And then my Automated Mental Plot Analyzer hummed to life, and suggested that in a movie of this sort it is almost inevitable that she committed her crime in self-defense against an abusive man. Is that what did happen? My lips are sealed.

「この種の映画では、虐待男から身を守るために罪を犯した、というのがほとんど不可避である」。
なお、監督が『冒険野郎マクガイバー』をつくった人だということで、へぇという感じ。