大塚久雄・川島武宜・土居健郎『「甘え」と社会科学』

「甘え」の構造』が出たのが1971年、話題になったのを受けて、1976年に大御所二人がいっちょもんでやろうと鼎談した本。川島の科学主義(?)的な面が強く出ているような気がする。パーソンズの本の題名がSystem of Social Actionとか『社会的行為の理論』と書いてあるのは、間違えるにしてもどっちかにしてくれと思わないでもない。