見田宗介『現代社会の理論――情報化・消費社会化の現在と未来』
現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書)
- 作者: 見田宗介
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1996/10/21
- メディア: 新書
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たぶんその頃、罪滅ぼし的に買ったのではないかと思うのだが・・・ああそうか、宮台さんが「ウォッチ論潮」で取り上げていたから買ったのか。
本書はすごい評判がいいのだが、当時もいまも、なにがおもしろいのかぜんぜん分からない。基本的に、言葉遣いや文章のピントがあっていないように感じる(私の「目」の方の問題なのだろうけど)。見田さんの文章って、読者に向けて書いてないよねえって感じがする(だからあらかじめシンパな人には受けるのだろう・・・と合理化して納得している)。
世間の評判が高いのに、私が読んでおもしろいと感じない書き手に、もうひとり、宮部みゆきという人がいるが、それはまた今度。今回は、近著の『社会学入門』を読むための準備として読んだので、期待はしていなかった。そっちはどうかな。