スーザン・グリーンフィールド『脳が心を生みだすとき』

脳が心を生みだすとき (サイエンス・マスターズ)

脳が心を生みだすとき (サイエンス・マスターズ)

風呂で。このタイトルはいかがなものか。原題は『人間の脳』(The Human Brain)で、内容もそのまま、脳の機能や仕組みについての全般的な解説で、心の話はほとんど出てこない。なかなかためになる本ではあるけど、邦題から想像されるような論争的な内容ではない。
ところでこういう訳はもう少し考えてほしかった。

構造がタツノオトシゴに似ているところから、ギリシア語でタツノオトシゴを意味する言葉をとって、海馬と名づけられた。
(p. 188)

ギリシア語関係ねえw
ちなみに英語(西洋語?)では、海馬もタツノオトシゴもHippocampusだそうです。