小峰元『アルキメデスは手を汚さない』

アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)

アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)

青春推理って、どこが青春? ただのおっさんくさいアンファンテリブルもの(=「子供が理解できない」系)じゃないか。ただこの頃の青少年像ってこんなん多いよねえ。正直気持ち悪いんだが。
あと、舞台が大阪なのに登場人物が大阪弁でしゃべっていない。もちろん、舞台がアメリカの日本の小説でもみんな日本語をしゃべっているのだから、そういうのならそれでいいんだが、一部に大阪弁をしゃべる人が出てくるので困る(いや困らんが)。

追記

なんか表紙がいかにも青春ぽくなってる。出てくる人たちと全然イメージ違うんですが。
僕が読んだのは昔の表紙↓のやつ。これもワケわからんけど(一応アルキメデスエウレカ叫びながら走っているところなのだろう)。