侃々諤々と喧々囂々

まあよくある指摘ですが。
 某師匠の新著を読んでいたら「まさに百家争鳴、侃々諤々、紛糾の極みであった」(p. 229)という表現を見つけてしまった。しかもわざわざ「かんかんがくがく」と仮名まで振ってある。ここは「喧々囂々」が正しい。侃々諤々は「歯に衣着せぬ」みたいな意味。侃々諤々はいい意味、喧々囂々は悪い意味と覚えておくといいだろう。この本とかはまさに侃々諤々な議論がされているわけだ(とかいってみるテスト)。