小松美彦『自己決定権は幻想である』
- 作者: 小松美彦
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2004/07
- メディア: 新書
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たとえば健康増進法第2条に、「国民は……自らの健康状態を自覚するとともに、健康の増進に努めなければならない」とあることについて
健康に努めることが国民の責務だとしたら、健康でない人、あるいは健康に努めたくとも努められない人、たとえば障害者はいったいどうなるのだという疑問が浮かびます。形式論理としては、こうした人々は非国民になるわけです。(p. 117)
それはどんな「形式論理」なのかとw。健康でないと「健康の増進に努める」ことができない? 国民の責務を果たさない人は国民でなくなる?(だとしたら「国民の責務を果たさない人」というのは定義上存在できなくなるけど。形式論理として。)
顔立ちはもちろん、中身まで含めて、こいつのどこが美男で美女なんだよと思うことが、とても多くなった。あえて私の感覚で言えば、一昔前の石田純一とか昨今の米倉涼子は、その典型なのではないでしょうか。(p. 114)
ちょwww何の話ww
あと校正がいいかげん。
たとえば「足長おじさん」という交通遺児のための募金がありますが、(p. 182)
そこを漢字で書くのは初めて見た。「あしなが育英会」。寄付する人は「あしながさん」というらしい。
『明日のジョー』の矢吹丈が体現する生き方(p. 199)
だからそこは漢字じゃないと。
私自身の中にあるアンヴィバレンツが(p. 214)
アンビヴァレンツな。
というわけで、語り下ろし本の例に洩れず、という感じ。