自民・青木氏も「格差は事実」 代表質問で首相ただす

(前略)
 青木氏は「『格差』ではなく、『新しい貧困層』という言葉を使うべきだ」(塩崎官房長官)との発言が政府内で出ていることなどを念頭に、「格差は存在する」と指摘。「格差問題が今国会の大きなテーマの一つだ」と強調した。
 具体的には、地元・島根県の人口約2万人の隠岐島で半年間、産婦人科医がいなくなり、60人の妊婦が本州に渡って出産したことを紹介。「貧しいがゆえに大きな負担を強いられて、ますます貧しくなり、国民の間の格差が拡大していく」と訴えた。
(後略)
http://www.asahi.com/politics/update/0130/008.html

 この話、詳しく知らないのだけど、どうも以前からよくわからない。どう考えたって、「格差」があるより「貧困」がある方が社会の状態としては悪いわけで、最初聞いたときは、政府が問題を厳しく認識したのか!と思ったのだが、政治家の人たちはそう捉えていないみたいだ。大体青木が紹介している事例はそれ自体は貧困の拡大再生産であって、それだけでは格差の拡大再生産の話になっていない。政治家の言語感覚はどうもよくわからない。