林周二『数学再入門I』

数学再入門 (1) (中公新書 (139))

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簡単な数学の本、いくつかブクオフで買っといたはずなんだけど、本の海の中からこれしか見つからず。40年前の本だけに当時が偲ばれてそういう意味では面白い。

例えば、さいきんの経済学やORの典型的な分析用具と見られる線形計画法の理解には、本書のIII章で説明するベクトルや行列のような線形代数の知識を必要としますが、これらは高校では必ずしも習っていないものです。もっともベクトルは、1963年度から始まった高校要目では“数学IIB”で取りあつかわれます。ただし行列は、旧制高校の理科課程でも、やりませんでした。また統計的手法の理解にとって不可欠な確率なども、旧制の人は教わっていないはずです。
(p. 3-4)

え、そうなの。