高松和幸『経営組織論講義』

経営組織論講義

経営組織論講義

これはよくできた教科書。教科書って普通、初学者が読むものだが、初学者には教科書のよさとか面白さがわからない。無味乾燥と感じてしまう。これを教科書のパラドクスと呼ぶことができよう。教科書を読むのはある程度勉強が進んでから。初学者は(教科書的ではない)入門書を読むのがよい。入門書とか啓蒙書を読んで、その分野について知りたい気持ちが十分に高まってから(できれば専門の研究に進みつつ)教科書を読むのがよい。

  • 第1章 伝統的組織論の構造
  • 第2章 近代組織論の構造
  • 第3章 経営組織モデルの発展段階
  • 第4章 組織とモチベーション理論
  • 第5章 組織のコンティンジェンシー理論
  • 第6章 協働システムとしての組織
  • 第7章 意思決定のシステムとしての組織