養老孟司『脳に映る現代』
- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: 毎日新聞
- 発売日: 1993/05
- メディア: 単行本
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ヒトは神なくしても、生きられるかもしれない。しかし、信仰なくしては、生きられないはずである。それは、動物であっても、あるていどの大きさの脳を持てば、同じことであるらしい。では、なぜ、脳はこうしたはたらきを持っているのか。持って当然であろう。もし、信ずるというはたらきがなければ、脳の中で起こるすべては、まったく平等になってしまう。それでは、どう行動したらいいか、まったくわからないではないか。(p. 217)
何回読んでもどういう理屈なのかわからない(こんな文章ばっかりなんだ)。ところで何でこの人、解剖学者なのに脳とかいってるんだろう(というのはたぶんこれまで延べ1億回は問われたであろう問いだが)。