2限「社会システム論」。pptがなぜか開かなくて(たいしたものではなかったのでがっかりはしていない)、板書しながらしゃべることにした。板書しながらの方がいいかも。クリエイティヴな気がする。
内容は、機能主義人類学者が機能的説明を採用した事情とかそんな感じ。
授業全体の構成はあるていど体系化しているのだが、あまり体系的に話はしたくない。なにかを体系的に理解するのに、週1回90分の講義はものすごく効率が悪いんだもん。最近はシラバスの整備も含めて体系的な授業構成を求める風潮があるが、そんなに体系化したいなら授業なんかしないで家庭学習用の共通教科書・問題集をつくればいいのだ。授業の醍醐味というのは、そのつどの思いつきによる脱線、によって知識の縦横のつながりを示唆すること、それから研究に対する学者の熱意を感じさせることだと思う。
レスポンスカードでは、板書を詳しくきれいにしてくれとか、話す内容を整理したプリントを配ってくれというのがある程度あって、そういうことをちゃんとする授業が多そうな感じがするが、プリントはともかく、板書をきちんとするような授業はしたくない。そんなとろい授業聞きたいのだろうか。少なくとも自分が学部のときに受けた授業で、話す内容の概要を板書するなんてものは一つもなかったよ!
まあ私は毎回同じ話を繰り返すつもりなので、今日よく理解できなくても、そのうち他の話と組み合わさって理解できたりするってこともあると思う。理解ってそういうものでしょ。わかろうとしなくていいんです。頭の片隅にひっかけていればいいんです。あとは感じることです。
なお、冷房が強すぎて寒かったという声が多数。これは大変申し訳ない。半袖で寒くないですか、という声も聞かれたが、これはねえ、むしろ暑くてしょうがないんですよ前でしゃべってると。なので寒かったら寒いと言ってほしいです。



4限「人文総合演習」。内容はあとで別エントリ。木曜日はほんと疲れ切る@17時。なんとか帰宅してカレーをつくり食べるが、食後立ち上がれなくなって、そのまま寝てしまう。21時に目が覚め、また研究室に来た。眠くはないが、体中が疲労感でいっぱい。ぐったり。

演習のフォロー(エントリ書いたり、メール書いたり)してたらもう日付が変わってしまった・・・うぅ・・・疲労で体が熱っぽいのと、目が異常に乾く。喉も痛い。もうらめら。

ようやく今日のフォロー終わり・・・あぁ頼まれ事務作業と明日の授業の準備がぁ・・・でもちょっともう限界。ひとまず帰って寝るです@午前1時。

人文総合演習B 第3回



後期の総合演習始まりました。出席者コメントを見ればわかるように、上々のすべり出しです。後期から参加の人もまったく自然に発言できていて、始まるまで大丈夫かなぁなどと、ちょっとドキドキしていたのですが、それは杞憂でした。ただ、まだ教室の広さに慣れない・・・。前期は極端に狭い部屋にぎゅうぎゅうに詰め込まれていたのに対して、後期の教室はいわゆる学校の教室みたいなところで、真ん中に机をロの字型に組んでいるので、なんか落ち着かんです。まあそのうち慣れるでしょう。(ところで廊下を喋りながら歩いているやつらには(以下略))

報告は、すでに各所で指摘されている著者のうさんくささを、本書から具体例をあげながら改めて指摘し、そういう情報環境に生きるわれわれがどういう態度をもてばよいかということを、メディアリテラシーの重要性に絡めて論じてくれました。環境問題の枠組み内にとどまらず、一段メタな視点からリテラシーの議論にまで広げてくれたことで、出席者による様々な観点からの発言が可能になったわけですね。これが工夫です。また新潟市のゴミ袋有料化の効果についての資料も見せてくれて、いやこれは今後の展開を監視していかないかんですな。

司会者には、初回ということで、全員が発言できるような工夫をお願いしていたのですが、それは難なくこなしてくれましたし、なにより演習の場は司会者が仕切るんだということをしっかり示してくれました。

以下、出席者のコメント。

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